Works

イロハモミジと暮らす家

温かいご家族との暮らしづくりは、土地探しの段階より始まりました。

土地探しと同時に、ご家族の好きな事や価値観のお話しなどをあれこれお伺いします。
当初は2階建てで計画を進めておりましたが、会話を進めさせて頂くにつれ、
夢として持たれていた平屋の暮らしについてのお話が。

そこから新しい暮らしのイメージの流れと共有が、す～っと動き出しました。
暮らしづくりでは会話を通じた価値観共有が本当に大切です。

角地の利点を生かし、敷地を大きく6つの「庭エリア」に間取りし
その中に内部の間取りを添えていきます。

玄関には附室としてエントランスクローク、各室に適材適所の収納を計画し
ストレスフリーな収納計画を実現、廊下にも壁面収納を合わせて設置することで動線と機能性を併せ持つ多機能な空間構成としています。
素材については住まい手の個性を感じられるデザインを大切に、自然素材で包まれた優しさを感じる空間とメンテナンス性の高い素材を用途に応じて使い分けます。
LDKを中心に各室が外部や庭、植栽とつながりを持つことで、生活に自然の移ろいや四季の彩りを感じられると共に、ゴミ出しなどの機能性向上にも役立てています。
LDK上部は勾配天井でロフトとつながり、広がりと多機能な空間が断面的につながります。

会話を密に進めさせて頂き、庭の植栽、特にメインのイロハモミジとの植樹園における出会いまで共有させて頂いたことで空間や部位の「理由がわかる」設計過程となりました。
ご家族での何気ない日々における理想の過ごし方、お好きなインテリア、アウトドアを楽しむことが出来る暮らし。
共に創らせて頂いた時間により、ご家族が末永く豊かに暮らして頂ける事を願っております。